2012-4-13 白山-谷中・江戸名所めぐり

東京-その他

白山神社

永承6年(1051)阿部一統を征伐として、義家公奥州へ発向の街道なり。其時此桜に旗を立たまひ、八幡宮を勧請せんとの起誓により、この名あり。花に旗のかたちあるといへり。

というわけで、正確には白山神社ではなくその横の八幡神社の前にある旗桜が本来の旗桜。
しかも白山神社の前にもりっぱな立て札とともに旗桜があります。まぎらわしい。
原木は昭和10年に国の天然記念物に指定されたが、枯死してしまったため、昭和13年に解除された。
現在の旗桜は、その後継種。なので、どっちでもいいけどね。

龍光寺

花暦には「竜光寺」となってます。御所桜はかなり昔に失われた。となっているとおり、桜はあらず。なんとも殺風景な寺でした。

吉祥寺

大門より本堂まて壱丁程のあひた、左右桜の並木なり。
花暦のとおり、見事な糸桜の並木でございます。当時のものとは思えませんが、そのまま守り続けてくれていて、すばらしいです。
それにしても、山手線内にこんな広大な敷地を持った寺があったとは!ちょっと東京と違う気分です。京都の寺を思い出す佇まい。一度も聞いたことのない寺だったのが不思議なくらいです。枝垂れの並木ってのが京都気分の原因かしら?

神田大明神

本宮のうしろに、桜あまたあり。又東のかた、茶店よりのそめは、浅草、本所、築地のほとりまて、眺望他にこえたり。
まぁ、あたりまえだが、桜あまたもなく、眺望は他を超えるどころかどこも見えませんよ。横に駐車場があって、その屋根の上を「空中庭園」と称しているのは、悲しい…。

瑞輪寺

大門のうち、左右の桜箒立にして大木なり。
楽しみにして行ってみました。箒桜か?天の川なんだろうなぁ、なんて。

谷中法蔵院~谷中墓地

天王寺

江戸名所花暦には載ってないのだが、「続江戸砂子」というやつの桜の種類の解説の「浅黄桜」の項に出てくる。
浅黄桜 谷中感応寺にあり。八重にして蔕青し。 風呂屋の前にあり。
寺の名前は天王寺と変わってるし、風呂屋の前じゃないし、たぶん最近植られたものだけど、ありました。

芸大~上野公園