2024-4-2 醍醐寺

京都

まずは総門前とくぐってから三宝院前。ここでチケット購入。この三宝院入り口と仁王門、霊宝館の三カ所でチケットが必要、その三か所どこでも購入可能。1500円。期待させてくれるほころびぶりです。

三宝院、入ってすぐ左手のご立派な枝垂れ。太閤しだれ桜と名前が付けられている。三宝院はこれだけといえばこれだけ、三方院庭園のほうには桜はない、たぶん。

三宝院に入場してからじゃないと行くことができない憲深林苑。誰もいなければ、お弁当を食べたい雰囲気。

三宝院を出て金堂方面へ

曲がるたび、門をくぐるたび、あっと思わせてくれる、絶妙な配置。これが計算されたものならすごすぎる。意図はしたであろうが、このタイミングは絶妙すぎる!

金堂、五重塔辺り、飽きさせないし絵になる。全体に7分咲というところだがじゅうぶんにわくわくさせてくれる。

そして日月門辺りまで行ってここらへんまでかなと思っても、あれ、やっぱりと視線の先に桜が目に入り足を進ませる思わせる。

寿庵の先で柵が閉まっていてそれ以上はいけないようになっていた。結局一番奥まで飽きずに歩かせてくれるのだ。

観光客がいっぱいでどこを写しても人が入ってしまうけれど、敷地の広大さで適当にばらけているので眺めるのにはあまり困らなかった。当初の予定では桜はほぼ終わりだろうが人が少なそうなところと思って醍醐寺を選んでいたのだけれど、結果はドンピシャの時期になったんだね。それでこの程度の混雑ならよしなんじゃないかしら。

桜の種類はいたって普通だが、仏閣と桜。日本人の私が見ても美しい。じっくり考えると、ほかの国では教会が美しいのは数々あれど、こんな風に植物がそれを何倍にも魅力的に見せてくれるところなんて思いつかないよな。
文句なく美しい。日本の誇りだねと素直に思う。

公園や植物園、桜の農場も行っていろんな種類の桜も見た。
山桜の眺めも愛おしい。
でも、一周回ってこれが一番なのかな、と思わせてくれた。
醍醐寺、ありがとう。

総門のほうに戻って霊宝館へ。何本か「あぁ、昔からいましたよね、あなた」っていう木に会えた。霊宝館の入口辺りの芝のところにカルティエだのアメックスだのやたらブランドの名前で若木が植林されていた。何十年か後に霊宝館の入口を飾る立派な桜は、カルティエ製になるわけだ(笑)